人生こんなもんか。と、諦めたように笑った。
テーブルの上に転がったナイフを握り締めた。
そのニュースには誤りが
それは自業自得のようなものだけと、1人の女が望まぬ妊娠をした。
それはお約束のようなもので、相手の男は逃げ出した。
わかっていたけどね。と、独りきりの部屋で呟く。
でもちょっとは期待していたよ、ちょっとは。
手に入るわけもないものを、その手に触れられるのではないかと。
そもそもあれだ、よろしくないことに、それは不倫だった。
だからこそわかっていた。伝えて、祈るような瞳で覗いてみたところで、相手にはただ困惑の色だけが浮かぶ。
そして、その翌日から、男とは連絡が取れなくなった。まぁ、当たり前か。
さてと、どうしたものかしら。と、紫煙を吐き出した。
この部屋の中のように、世界は靄がかかって薄暗く狭いものだ。
どうにもならないよね。自虐的に嘲笑う。
いっそ世界が終わればいいのに。と、望んだってどうしようもないことを何度となく思った。
それでも、世界は廻って、時間は進んで、毎日が繰り返されていく。
諦めと後悔と憎しみと、様々な感情を抱えたまま。まるで、そこに1人だけ取り残されたように。
彼女だけが、深い深い暗闇の中を、出口もわからず彷徨い続けている。
出口がわからないのならば、いっそどこかの方向に突っ走っていくしかないかな。
顔を上げた女が考える。
今、ちょっと考えただけで、思い浮かんだ方向は、5つか、それくらいあった。いや、まだそれ以上、いくらでも浮かんでくる。更に、それを組み合わせるという手もある。
どれを選んでいこうか――というか。
どれを選べば、あの男を苦しめられるだろうか。
深い愛情はもっと深い憎しみへと変わり、手に持つは復讐と名付けられたナイフ。
今から、貴方を探して逢いに逝くから。待っていてね。
・・・・・・
――翌日。
男女4人が亡くなったとニュースで報道された。
死亡の原因は、事故でもなんでもなく殺人で、4人のうちの1人が犯人らしいということだった。
でも、実際に亡くなったのは5人だし、まだ報道されていない残りの1人は、犯人ではないとされているうちの1人が殺してくれたようなものだけれどね。
いや、そもそも亡くなった全員、そいつに殺されたと言ってもいいくらい。
私だって被害者で、貴方だって加害者でしょう。
何を言っても変わらないし、もう誰にも聞こえないから、どうでもいいけれど。
最初は『・・・・・・』より上の内容だけで、タイトルも映画とかにもなった某小説みたいな感じのもので、全然違ってたり何だりラジバンダ……いや、なんでもない。
なんとなく、前半はチラシの裏の束、後半はShort Storyっぽく?? そして、前の『REAL?』をちょっと思い出す展開だなぁ。
後半つけたら、一気に雰囲気変わったような。
しかしなんかなーなんかなー文章なーもうちょっとなーこうなーという……。
というか、暗いし重いな! 自分で書いててもなんか怖いわ! 前半最後はちょっとホラーチックだわ、後半は普通に事件もの的な!? だわ!
そして、最初は実際にあるかもと思った内容だけど、なんか後半つけたらないような気がしてきたけど、なくもない話になったな!(どっちだ)
でも、簡単に殺しちゃうよりも、生きて苦痛を味わわせ……すいません。なんでもないです。考えが恐ろしい自分!
あー……今年中に長編小説終わらせたいものもあるのに、何書いてんだかなぁ。
あ。なんで亡くなったのは4人で本当は5人なのか、考えてみてください。って、簡単にわかるかな。
追記:タイトルがちょっと長かったので、1度アップしたけど変えてしまいましたーむむむ。
テーブルの上に転がったナイフを握り締めた。
そのニュースには誤りが
それは自業自得のようなものだけと、1人の女が望まぬ妊娠をした。
それはお約束のようなもので、相手の男は逃げ出した。
わかっていたけどね。と、独りきりの部屋で呟く。
でもちょっとは期待していたよ、ちょっとは。
手に入るわけもないものを、その手に触れられるのではないかと。
そもそもあれだ、よろしくないことに、それは不倫だった。
だからこそわかっていた。伝えて、祈るような瞳で覗いてみたところで、相手にはただ困惑の色だけが浮かぶ。
そして、その翌日から、男とは連絡が取れなくなった。まぁ、当たり前か。
さてと、どうしたものかしら。と、紫煙を吐き出した。
この部屋の中のように、世界は靄がかかって薄暗く狭いものだ。
どうにもならないよね。自虐的に嘲笑う。
いっそ世界が終わればいいのに。と、望んだってどうしようもないことを何度となく思った。
それでも、世界は廻って、時間は進んで、毎日が繰り返されていく。
諦めと後悔と憎しみと、様々な感情を抱えたまま。まるで、そこに1人だけ取り残されたように。
彼女だけが、深い深い暗闇の中を、出口もわからず彷徨い続けている。
出口がわからないのならば、いっそどこかの方向に突っ走っていくしかないかな。
顔を上げた女が考える。
今、ちょっと考えただけで、思い浮かんだ方向は、5つか、それくらいあった。いや、まだそれ以上、いくらでも浮かんでくる。更に、それを組み合わせるという手もある。
どれを選んでいこうか――というか。
どれを選べば、あの男を苦しめられるだろうか。
深い愛情はもっと深い憎しみへと変わり、手に持つは復讐と名付けられたナイフ。
今から、貴方を探して逢いに逝くから。待っていてね。
・・・・・・
――翌日。
男女4人が亡くなったとニュースで報道された。
死亡の原因は、事故でもなんでもなく殺人で、4人のうちの1人が犯人らしいということだった。
でも、実際に亡くなったのは5人だし、まだ報道されていない残りの1人は、犯人ではないとされているうちの1人が殺してくれたようなものだけれどね。
いや、そもそも亡くなった全員、そいつに殺されたと言ってもいいくらい。
私だって被害者で、貴方だって加害者でしょう。
何を言っても変わらないし、もう誰にも聞こえないから、どうでもいいけれど。
最初は『・・・・・・』より上の内容だけで、タイトルも映画とかにもなった某小説みたいな感じのもので、全然違ってたり何だりラジバンダ……いや、なんでもない。
なんとなく、前半はチラシの裏の束、後半はShort Storyっぽく?? そして、前の『REAL?』をちょっと思い出す展開だなぁ。
後半つけたら、一気に雰囲気変わったような。
しかしなんかなーなんかなー文章なーもうちょっとなーこうなーという……。
というか、暗いし重いな! 自分で書いててもなんか怖いわ! 前半最後はちょっとホラーチックだわ、後半は普通に事件もの的な!? だわ!
そして、最初は実際にあるかもと思った内容だけど、なんか後半つけたらないような気がしてきたけど、なくもない話になったな!(どっちだ)
でも、簡単に殺しちゃうよりも、生きて苦痛を味わわせ……すいません。なんでもないです。考えが恐ろしい自分!
あー……今年中に長編小説終わらせたいものもあるのに、何書いてんだかなぁ。
あ。なんで亡くなったのは4人で本当は5人なのか、考えてみてください。って、簡単にわかるかな。
追記:タイトルがちょっと長かったので、1度アップしたけど変えてしまいましたーむむむ。
――――2012/04/20 川柳えむ