夜汽車が天を駆ける。
 私はそれに乗って、今までいた世界を見下ろした。





  天駆ける夜汽車





 それはある夜突然やって来た。
 もやのかかった世界に、音も立てず静かに私の目の前に止まった。やっと迎えに来てくれた。
 そうして、私はそれに乗り込んだ。
 この世界に見切りをつけたのか、それとも、私がこの世界に見切りをつけられたのか。
 いや、そんなことは、もう、どうでもよかった。
 誰にも告げずに、私は旅立つ。

 手から零れ落ちる銀の砂。
 いろいろな想い出を乗せて、宙へと消えていく。

 最期に、この世界を忘れないように、目にしっかりと焼き付けて。

 私のことを誰も知らない世界へ。


 さようなら。




 うわああああああああああ5月中に1度もアップなかったああああああ!!!! 1ヶ月まるまるなかったの初めてだ……! 今まではちゃんと最低1回は更新してたのに……しようと決めていたのに……。ごめんなさい!! えーと……今まだ5月の終わりの28時だし……とか、ダメ……?
 って、そもそも、一時閉鎖中だけどね! こっそりアップだけどね!
 えーと、今回のイメージは銀河の鉄道的ななにかです。もうなんか……まんまな気もしますけどね……。あと、とある曲聴きながらやってるから……それのイメージもあったり……。


――――2011/06/01 川柳えむ